睡眠について~その②~

良い睡眠、質の高い睡眠とはいったい何だろうか?

 

よく「健康のために睡眠時間はたっぷりとりましょう。」と言われているが、ただやみくもに睡眠時間を延ばせば健康になれるかというとそうではない。

”質の高い睡眠”が必要になってくる。

『深い睡眠、ノンレム睡眠が多いほど良い』と前回話したが、

要するに”熟睡”しなければ意味がないということだ。

 

この”熟睡”の力はホントに凄い!

たとえ4時間半の睡眠時間でもちゃんと熟睡できれば6~8時間寝るのと同じ効果が得られる。自分自身、これは体感済みなので自信をもって言える。

自分の理想は、ちゃんと熟睡して4時間半を毎日の平均睡眠時間してしまうこと。

6時間でなく4時間半寝れば十分!というのをあたりまえにしてしまうのだ。

こうすれば残りの浮いた1時間半を好きなように趣味や仕事にあてることが出来る。こんなに素晴らしい事はない。(自分自身、この領域にはまだまだ達していない。熟睡するというのはホントに難しい。)

 

では熟睡するにはどうしたらよいか?

・成長ホルモンを最大限に分泌させる¨ゴールデンタイム¨に寝る

・副交感神経を優位にする

・就寝前と起床後をルーティン化する

・睡眠を助けてくれるツールを有効活用する

・寝る前に食べない(夕食後、最低3時間はあける)

・毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる

メラトニンセロトニンの関係をうまく利用する

 

などが挙げられる。順番に詳しく説明していきたい。

 

今回は成長ホルモンについて。

成長ホルモンは脳で作られるアミノ酸で構成される物質で、子供時代は主に骨や筋肉の発達を促進するものだが、大人になってからは

・代謝の促進・脂肪細胞を燃焼しやすくする・細胞の結合を強くする・免疫力を挙げる・傷ついた細胞の修復を行う・ホメオスタシス(恒常性)の維持

などを行っている。

成長ホルモンはなるべく多く分泌されたほうが健康を維持できる。

そして本題はここからだが、この成長ホルモンは寝ている時と、激しい運動している時にしか分泌されないのだ。

そして寝ている時と言っても入眠から最初の深い眠りの時に多く出ることが分かっている。

さらにこの成長ホルモンは『より多く出る時間帯』いわゆるゴールデンタイムが存在する。

それは午後10時~午前2時の間とされている。

 

まとめると10時~2時の4時間に最初の深い睡眠を持ってくることができれば、一番成長ホルモンを出すことが出来るのだ。

 

もっと分かりやすくはっきり言うと、「早寝、早起きの習慣をつけろ」ということだ。

 

大人で10時に寝るというのは人によっては早すぎる。という人もいると思う。

仕事で帰りが遅くなったり、つい夜更かししてしまったり。

自分も好きな映画をうっかり遅くまで観てしまい、寝るのがてっぺんを超えてしまうことがある。

しかしこの早寝、早起きの習慣と言うのはホントに強大で、

自分はどんなに高級なエステに行くよりも一番の美容だと思っている。

理想を言うと10時に布団に入っているのが望ましいがそれが難しいという人は、せめて日付が変わる前には寝たい。

なるべく早く寝たほうが良い。

この事実を知ったうえでいざ実践するとビックリすると思う。

例えば10時に寝て4時に起きるのと1時に寝て7時に起きるのとでは同じ6時間の睡眠でもかなり寝起きのスッキリ感が違うし、その日1日のエネルギーがまるで違う。

 

逆に言うとそれくらい成長ホルモンというのは大事なものだということだ。

 

 

成長ホルモンに関してはネットで検索すれば詳しい情報が載ってるので気になる人は見てみてほしい。

 

 

熟睡のコツはまず『早寝、早起き!!』